鹿児島市で不動産の売却を検討している方は、鹿児島市にどれくらいの需要があるかについてお考えになったことはあるでしょうか? 鹿児島市の特徴や魅力を客観的におさえることで、より効率的な不動産売却へとつながります!
観光地としての魅力、都市としての魅力、今後のポテンシャルまであますことなく解説していますので、ぜひご参考ください。
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鹿児島市について
鹿児島県の県庁所在地でもある鹿児島市は、県の中心部に位置しています。市街地から望む「桜島」は鹿児島市のシンボル的な存在で、その景観から「東洋のナポリ」と称されることも。
他にも、「平川動物公園」や「いおワールドかごしま水族館」など数々の観光スポットが点在し、国内外から多くの観光客が訪れます。また、鹿児島市は明治維新の主要な舞台としても知られ、西郷隆盛や大久保利通など多くの偉人のふるさとでもあります。市内には銅像が建立され、史跡や資料館なども豊富です。
さらに、海の幸にも山の幸にも恵まれた土地はグルメの宝庫で、焼酎の名産地としても知られています。
観光地としての鹿児島市
九州新幹線の開業以降、鹿児島市の観光客数は順調に増加。平成27年には過去最高341万人の宿泊観光客数を記録しました。沿岸部には国際観光埠頭「マリンポートかごしま」があり、平成28年には年間82隻の船が寄港しています。
歴史の面影が色濃く残る鹿児島市は海外からも人気があり、平成27年には年間19.5万人の外国人観光客が訪れました。とくに台湾、香港、中国、韓国などアジア圏からの観光客が多く、東アジア地域が全体の7割を占めています。
市のシンボルでもある「桜島」は、世界でも有数の活火山です。街のいたるところからその雄大な美しさを楽しむことができ、周辺には公園や展望台なども整備されています。
都市としての鹿児島市
鹿児島市は住宅地や道路が計画的に整備され、中心部にはさまざまな施設が揃っています。とくに鹿児島中央駅前や天文館エリアでは再開発が進み、ますます利便性が高まりつつあります。周りの市町村と比べ大学や病院などの施設も多く、広域的な拠点性を有する都市です。
県内有数の観光地でもある鹿児島市中心部には多くの飲食店や土産物屋が立ち並んでいる一方、ショッピングモールをはじめとする大型商業施設はやや少ない傾向にあります。反対に郊外では大型商業施設の立地が増加しており、今後は中心部の活力やにぎわいが課題とされています。
特徴
個性的な歴史と文化を持ち、住民の愛郷心が強い
鹿児島市は幕末~明治維新にかけて活躍した、西郷隆盛、大久保利通をはじめとした多くの偉人を輩出しています。歴史作品の舞台としても人気を誇る「幕末」。その動乱の中心人物たちの出身地である鹿児島市は、全国的にも高い知名度を獲得しています。
こうした歴史や文化は地域への愛着心にもつながり、2017年に野村総合研究所が発表した資料によると「鹿児島市は地域の共助精神が強く、街へ誇りを持っている住民が多い」と評されています。
東アジアに近接する、陸・海・空の一大拠点
鹿児島県は東アジアと隣接し、韓国のソウル市、中国の上海市、台北市が約1,000km圏内に位置しています。各都市と鹿児島市は航空路線で結ばれており、観光客の約7割は東アジアの人々です。
また、九州新幹線の終発着駅である「鹿児島中央駅」を有し、在来線や路面電車を含めた交通ネットワークを形成しています。さらに沿岸部には屋久島や奄美大島への発着機能を持つ鹿児島港があり、陸・海・空の一大拠点としての機能を備えています。
豊かな自然に恵まれた、南九州の中核都市
鹿児島県のほぼ中央に位置する鹿児島市は、鹿児島県のみならず、南九州の中核都市です。海や温泉、温暖な気候など、豊かな資源に恵まれ、市のシンボルでもある桜島や錦江港は世界的にも珍しい景観を形作っています。
人口約60万人と、周辺の市町村と比べ圧倒的な人口を有し、鹿児島中央駅前や天文館エリアを中心とした市街地には多様な都市機能が集積。行政・医療・教育・商業など幅広い分野の拠点でもあります。
まとめ
鹿児島県の県庁所在地である鹿児島市は、県のみならず南九州全体の中核都市でもあります。市のシンボルでもある「桜島」をはじめとした豊かな自然にも恵まれ、海水浴・温泉・グルメと、まさに観光資源の宝庫です。
また、西郷隆盛や大久保利通をはじめとする偉人を数多く輩出した鹿児島市は、歴史好きの間でも高い人気を誇ります。各地に点在する史跡を目当てに、国内外から多くの観光客が訪れ、平成27年には過去最高341万人の宿泊観光客数を記録しました。こうした歴史や文化は地域への愛着心にもつながり、住民の愛郷心や、共助精神が強いと評価されています。
多彩な魅力を持ち、地域の内外から愛される鹿児島市。市の中心部では再開発も進んでいるので、今後ますますの発展を期待できそうです。