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不動産の価値が下がる理由は?なるべく高く売るためにはどうしたらいい?

不動産は大切な資産であるだけに、売却するのであれば「できるだけ高く売りたい」と考える方も多いはず。しかし、不動産の価格はあらゆる要因で変わるために、高く売却するためには価値が下がる理由を知ることも大切です。そこで今回は、不動産の価値が下がる理由や少しでも高く売却するためのコツについて解説します。

不動産の価値が下がる理由

不動産の価値が下がる理由は一つではありません。外的要因によっても価値は変動するため、どのような理由で価値が下がるのかそれぞれチェックしてみましょう。

不動産の築年数や状態

不動産の価値を決める大きな要因となるのが、不動産の築年数や状態です。基本的には築年数が長くなればその分不動産の価値は下がります。また、住宅に劣化や不具合がある場合はさらに価値は下がり、購入希望者も見つかりにくくなるといえるでしょう。

環境の変化

周辺の環境も不動産の価値に影響するポイント。「周辺に背の高い建物が建って日当たりが悪くなった」「道路や線路が近くにできて騒音がするようになった」などの環境の変化は価値を下げる要因になります。

景気の変化

不動産売却においては景気の変化も見逃すことはできません。景気が悪化すると不動産が売れにくくなるため、全体的な相場も下がる傾向にあります。景気そのものを自身で変えることはできませんが、売り時を見極めるうえでは非常に重要です。

金融政策の変化

景気の変化と同様にチェックしたいのが金融政策の変化です。不動産を購入する際は住宅ローンを組むのが一般的ですが、金融政策はローンの金利などに関わる部分。変動金利型のローンを組んでいる場合、金融政策によって金利が上がればそれだけ毎月の返済額も増えるため、支払いに困って不動産売却をする人が増えると同時に購入希望者が減る恐れがあります。結果として売却するためには値下げが必要となり、不動産価値の低下につながります。

国際的イベントの開催

不動産は投資目的で購入されることも少なくありません。そのため、国際的なイベントの開催などによって開催地付近の価値が高騰することがあります。ただし、高騰は一時的なものであり、後に一斉に売却されることになれば供給過多で価値が急落することがあります。

世帯数の減少も懸念点

少子高齢化が進む日本では世帯数自体の減少が予測されます。世帯数が少なくなれば不動産の需要も減るため、不動産の価値が低下するだけなく売却自体が難しくなることもあるかもしれません。

なるべく高く不動産売却をするには?

大切な不動産を売却するのであれば、少しでも高く売却したいと考えるのは当然です。価値が下がる原因が多い中で、より希望に見合う売却をするためにはどのようなコツがあるのでしょうか。

まずは相場をしっかりと把握する

不動産売却において最も重要といっても過言ではないのが相場を把握することです。相場を知り適正価格を設定することで、値下げをしなくても売却できる可能性が高まります。また、「契約を取るために高い査定額を出す」など悪徳な不動産業者を避けることにも役立つのもポイントです。売却の際は、値下げ交渉を見越して適正の範囲内でやや高めに設定することも検討しましょう。

インスペクションを依頼する

インスペクションとは、専門家によって住宅の劣化状態などを診断してもらうことです。インスペクションを受けることで、欠陥がなければ安心材料として価値のアップが見込めます。また、欠陥や劣化が見つかった場合も、それらをふまえた価格設定ができるほか、事前に修理をするなどの対策が可能です。

インスペクションについてはこちら

古家がある場合は残すか解体するかも重要

資産価値の低い古家がある場合は、更地にしたうえで売却するのも一つの手です。更地にすることで、使い方が広がるため売却しやすくなる可能性があります。また、自身の理想の住宅を建てるために更地を探している方が購入希望者になることも考えられるでしょう。

ただし、立地が良いケースなどでは賃貸物件としての利用が見込めることから、古家を残したまま売却したほうが良いことも。また、物件を解体することで固定資産税が高額になるため、売却の見込みや期間を考えたうえで古家の扱いを考えることが重要です。

売却時期を見極める

少しでも高く売却するのであれば、売却時期を見極めることも大切。不動産業界の繁忙期や世間の経済状況、金政策の変化など、あらゆる情報にアンテナを張って適切な売却時期を見極めましょう。相場は「REINS Market Information(レインズ・マーケット・インフォメーション)」「土地総合情報システム」などでチェックするのがオススメです。

価値が下がる理由を知って不動産売却を成功させる

不動産の価値は、不動産自体の状態はもちろん、周辺の環境、景気、イベントなどあらゆる要因で変動します。そのため、少しでも希望に沿った売却を目指すのであれば、売り時を見極めて売却までの戦略を考えることが大切です。不動産売却では専門的な知識も求められるため、悩んだら専門家でもある不動産会社に相談してみましょう。

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